火口から2km

今日午前、草津白根山が噴火。
噴火警戒レベル3 (入山規制)に引き上げられました。
火口(噴火があった地点)から概ね2キロメートルの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要とされています。
吾妻山(一切経山)の噴火警戒レベル引き下げから約15ヶ月。 (現在はレベル1)
火口周辺規制もなくなって、必要なくなったかー のように感じられたこの図を再び出してきて
1km、2kmの範囲を おおざっぱにですが、描き足してみました。
一切経山に当てはめた場合、火口周辺2kmの範囲というと
吾妻小富士、浄土平、桶沼、鎌沼、一切経山、五色沼といった主要なところが軒並み含まれます。
吾妻山で 「噴火警戒レベル3」 に相当する噴火があった場合、
小~中規模の噴火発生により、火口から概ね4km以内に噴石が飛散すると想定されています。
だとすると、2kmの規制どころではなく、この倍。
冬期閉鎖中ということもあり、山麓で気を緩めていたこのごろですが、
火山の現場においてはいつ何時、どんなことが起こるか分からない!と、
緊張感をもって過ごさなければならないことを改めて感じます。
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